特殊強化段ボールと一般段ボールの強度の違い
「特殊強化段ボール(とくしゅきょうかだんぼーる)」という言葉、初めて耳にした方が多いと思います。
それもそのはず、一般的には流通していない特殊な段ボールなんです。
最近では、木製・樹脂製梱包材に代わるリサイクル可能な梱包資材として注目を浴びています。特殊強化段ボールについての詳細はこちら。
今回は、そんな特殊強化段ボールにどれほど強度があるのかをFUJIDANにある圧縮試験機で調べてみました。
まずは、一般的に流通している「一般段ボール」の圧縮試験の結果です。
段ボールケースのサイズは、Aフルート段ボール(厚さ5㎜)、300×220×250㎜で通信販売では一般的に80サイズと呼ばれるものです。
耐圧強度は200kgf(kgf=重量キログラム、重さ・力の単位)
一方、同サイズの特殊強化段ボール(厚さ10㎜)の耐圧強度は1,271kgf!
約6.4倍の強度です。
段ボール箱の本来の目的は、中身を目的地まで無事に届けること。
特殊強化段ボールがどれほど強度があるのかがこの実験からも知ることができます。
この特殊強化段ボールを材料に使っている商品が「縁の下の力持ちシリーズ」や「どこでもこあがり」です。
特殊強化段ボールには厚さ10㎜(特殊強化2層段ボール)と15㎜(特殊強化3層段ボール)があり、DAN Baseで使用している特殊強化段ボールは10㎜になります。
画像ではこの驚異的な強度がなかなか伝わりにくいのが残念ですが、ぜひ商品を手に取ってご自身でお確かめください。